尻に敷かれるという事 2
昨日、帰宅後珍しくサクサク宿題をハジメル息子。
よしよし・・母も穏やかに掃除などを始める。
ピンポーン
玄関には嫁候補からはずしてやった女の子が一人。
「T君いますか?」
・・・にわかに母の眉間に緊張感が走る。
息子を呼びつけ、離れた所で聞き耳を立てる。
「あのね、○○君と○○君はいるんだけど、○○ちゃんが用事で来れなくて・・」
「・・だから出来なくて、○○君は遠いし。」
どうやら、遊ぶ面子が揃わなくて、つまらないから来て欲しいと直々のお誘い。
結局、宿題を投げ出し、ノコノコついて行った息子。
後ろ姿を見送った母は、行く先が雀荘じゃない事を祈った。
尻に敷かれるという事
昨日 長男3年生の息子に女の子から電話
(女の子の会話は母の推測)
「あ・・T君(息子)? 明日学校で書初め大会あるよね」
「うん。」
「お手本の紙持ってる?」
「習字のかばんに入ってるよ。」
「あのね、私なくしちゃったの。T君のオウチにコピー機ある?」
「あるけど、お父さんじゃなきゃ使えないよ。」
「お父さん、何時に帰ってくるの?」
「8時頃かな~。」
「じゃあ、8時10分に出来たか電話するからお父さんにやってもらってくれる?」
「え~?」
「又電話するね、バイバイ。」
「バイバイ・・。」
なんだそりゃ、と思いつつ事情を聞いた母がちゃちゃっとコピー。
8時過ぎ・・
「もしもし、T君?出来た?」
「うん。」
「T君忘れ物多いから、明日忘れないように朝7時に電話するから。じゃ、ばいばい。」
「・・バイバイ・・。」
朝、きっちり電話があり、息子はしっかり持たされ登校。
ちっ・・・
嫁に来て欲しくないタイプ、ナンバーワンにしてやる。
しっかりしろ!息子!!
JK風に読むべし 2013.5
このまえー、アイスの日でぇ、10円とか払えばぁ、
アイス食べれる、チャリティデーだったのぉ、
日曜日でぇ遅く起きたから、めっちゃ行きたくなかったのにぃ、
9歳の息子がぁ、行くっていうからぁ、
まじっ?って思ったけど自転車でぇ30分走ったしぃ、
で、店着いてアイス手に取った瞬間
息子、マジ倒れたし、
皆がん見するし、
アイス溶けるし、
超やばかったし、
結局、熱中症?みたいな?水飲ませて?イオン飲料?みたいな?
すぐ直ったのぉ、でラーメン食べてぇ、涼しい服買ってぇ、
帽子も買ってぇ、・・・。
息子の好きな刺身を夕食に用意してぇ・・。
帰宅して、食事させて、寝せて・・。
・・・アレ?今日、母の日じゃね?
夜露死苦
インフルパラダイス 2014.1
1月30日は私の誕生日でした。
年齢はともかく、生まれた日への思いは多少なりとも感慨深いものがあります。以前広告代理店で働いていた時は、誕生日だろうとクリスマスだろうと灌仏会だろうと、もくもくとあんパンかじって深夜まで働いていましたが、ここ数年は、まあ穏やかに賑やかに過ごしていたものです。
さて、ここまでお読みいただいた方には察しがつかれたかと思いますが・・・・。
30日朝・・・
長女『お母さん、タオルは一番奥のやつ使ってね』
長男『いったい寿司はいつ食えるんだよ』
末子『ウィルス来るな~』
私はインフルエンザウィルスに侵され、奥の小部屋で隔離され・・・辛い一日を・・と思いきやこれが又何と快適な時間!仕事も家事も堂々休め、抗ウィルス剤の点滴のおかげで39度近かった熱も下がり、お気に入りの音楽を流して読書三昧。家族が帰宅する前に食事の用意だけして、隔離部屋へ・・。まさに神様がくれた…という気さえしました。
・・・ツカエル
学校をずる休みする計画を思いついた時の、子供に戻ったようなワクワク感に高揚しつつ、あと何日位ウィルス身体から出てる感じにしようかな~と考えています。
村雨兄弟 2014.9
朝食に出したパンが、賞味期限切れだったことに子供達からクレームが出たので、『村雨兄弟』の話しをしたら、思いのほか食卓が静かになりました。
集中治療室 2013.3
義母が100万人に1人の難病になり、先日15時間にも及ぶ大手術を行いました。
翌々日、ICU集中治療室に一人で見舞いに行く事となり、
とにかく明るく振舞おうと心に決め、服装も春っぽい清潔感漂う、
大きめのチュニックを着、
口元にも笑顔を意識し、緊張しながら訪問しました。
コートを脱ぎ、手を洗い、消毒。
マスクをし集中治療室に入ると、生死の現場で働くスタッフたちが
キビキビとした動きで、患者に処置を行っておりました。
声をかけたスタッフに名前を告げると、まさかの素敵な笑顔。
『はい、こちらですよ!※ 』
さすがプロフェッショナル!
こんな緊迫した現場でも、笑顔の余裕とは・・。
案内されたベットにはあらゆるチューブに繋がれた、
痛々しい義母が
『あ・・きょ・・う・・・・・。※』
声も絶え絶えに何かを訴えるも、聞き取れず。
『お義母さん。大丈夫ですよ!』
残念そうに、又眠る義母。(※・・)
ベットの元に担当の先生と看護婦さんが登場。
二人ともやはり、笑顔がいっぱいだ。
『何か質問ありますか?※』
・・・こんな時の質問って?でも何か言わなきゃね
『えーっと、あ、後は感染症の心配位ですかね?』
『何のですか?※』
感染症に何って・・
『あ、全くわかりません。』
『ははは!※』
笑顔や笑い声があふれるプロフェッショナルなスタッフたちに、
細かい説明を受け、何だか爽やかな気分で帰宅。
やれやれ、と手を洗い洗面台の鏡を見ると・・。
えーっ‼チュニック裏返し&後ろ前じゃん!
胸元にでかく<LL>のタグが バーン!
・・・その瞬間すべての点がつながった。
※に ( 『LL』のくせに!) を入れてみよう。
集中治療室に笑いをもたらしてきた自分がちょっと誇らしい・・と思うことにしよう。